幻影復興 -メフィスト・リブート-
発行日:2016.09.04 | ページ数:288 | 価格:¥1000 |
清涼院流水デビュー20周年特集
- ・清涼院流水インタビュー「インパーフェクトスコア」
- 圧巻の37000字。この10年間に発表された作品群、TOEIC満点までの長い道のり、阪神大震災&東日本大震災、流水史上最長作品となる歴史大説、世界へ作品を発信するプラットフォーム――The BBB、ファンなら誰でも気になる『双子連続消去』、そして純忠&フロイスから始まるこれからの10年について2時間にわたり詳しい話をお聞きしてきました。
- ・清涼院事件 RSエピソード集
- 清涼院流水さんと坂嶋竜のエピソードを4コマにまとめたもの。筑波大での特別講義を始め、思い出深い話が詰まっています。
- ・とーいっくまでやる
- インタビューに先駆け、坂嶋竜はTOEICのための勉強を始めました。清涼院流水の提唱する勉強法を実践すればTOEICの壁は越えられるのか?という挑戦記。
- ・JDFC -Japan Detective Four cells-
- JDCシリーズの2次創作4コマ漫画セレクション。
- 写真から紡がれる物語
- K@zumiさんの作成した1枚の写真から、2人の書き手がどのようなイメージを受け取り、どのような物語を作り上げたのか。ふたりのアプローチの違いを、どうぞお楽しみ下さい。
- ・櫻木偲「彼岸の檻」
- とある洋館でバイトを始めたけれど、妖しげな館主には秘密が……?
- ・椎名惠「赤をひく岳」
- 美しく厳しい自然の描写と母子の2人暮らしが丁寧に描かれた物語。
メフィスト賞トリビュート
- ・田中大牙「世界の終わりのねこやなぎ 猫柳十一弦の終末 第1回」
- 岩手が産んだ本格ミステリの雄・北山猛邦トリビュート作品。トリビュートと言っても事前知識は一切必要なく、むしろこれを読んでから本家に手を伸ばすのもありだと思います。*この作品のみ、連載作品となっています。
読み切り小説
- ・坂嶋竜「波が通り過ぎたあとに -Don't pass me by-」
- 津波で壊滅した町を見下ろす女性の元に、ひとりの男性が姿を現す。彼はかつて津波に流された家族を捜すため尽力してくれた人だった。その死に隠された謎が解き明かされるとき、そこに残されたものとは?
- ・紫藤はるか「探偵の死と、或いは僕のための殺人」
- 20年ぶりの後輩との再会が、かつての事件の記憶を甦らせる。高校で起きた転落事件と探偵の捜査、そして死……。めくるめく論理の応酬が、切なさと共に真実を炙りだしていく。
- ・菱野隆弘「動かない家の殺人」
- 探偵助手の御手洗潔が〝動かない家〟で出会ったのはふたつの殺人事件だった。名探偵・歌野晶午は自ら〝動かない家〟に赴き、捜査を開始する。オーソドックスだったはずの物語は、予想もしない方向へと揺れ動いていく。
- ・七宮倫「子守歌の日」
- ある日、結花を抱いても愛しいと思えない自分に気がついた。妻は随分とかわいがっているのに、自分の中に違和感が生まれていく。次第次第に妻との間に距離が生まれ、そして……。
- ・紫暮「神か趣味か君」
- ――その歌を聴いたら自殺する。社会現象となったのち、表舞台から姿を消したシンガーソングライターを探すよう、ある女性から依頼を受けた僕は、彼女の勢いに従うまま、調査に乗り出す。幻の10曲目に隠された秘密が明らかになるとき、君と僕のための物語が始まる。
- ・都鞠龍華「幻燈仮面の聖夜 最終回」
- 名探偵によって、ついに追いつめられた幻燈仮面。その仮面がはがされるとき、隠されていた真実が明らかになる!夜の夢を騙る怪盗物語、ここに完結!!(というていの読み切り短編です)
付録